御神木とは
日本古来からの信仰から、「八百万の神」と言われ「自然のものには全てに神が宿る」という考えから木や森、岩、山、滝等が神さまとして崇められてきました。
御神木とは自然の中に宿る神の中の樹木で「風貌が荘厳で特別に神聖視される樹木」のことを指します。
一般的に巨木で幹を始め枝ぶりや樹形が立派で樹齢が古く、天然記念物に指定されたり、民間伝承などの特別な由来のある樹木が多く、圧倒的されるような荘厳な趣のある長い時の流れと自然のパワーをひしひしと感じられる樹木を指します。
最近では巨木が注目され、神社仏閣めぐりに加え御神木や銘木を目当てに各地を巡る、疲れた心を癒して運気を上げるパワースポットとしても人気があります。
神棚は御神木を飾っている
神棚に飾る榊は木+神と書いて榊というように神聖な植物とされてきました。この榊は御神木の代わりとして飾りつけをしているとも言われています。神社のご神木は巨木なので持って帰れませんし、御神木の枝を切って持って帰れば窃盗になってしまいます、また、多くの人が枝を切って持っていけば御神木は枯れてしまいます。
御神木の代用として、榊を飾り、御神木の代わりとなる神様をご自宅で祀ることで、家庭のそして家族の安全と幸福をお気軽に祈願できる縁起物アイテムが神棚だったのです。
お気軽な縁起物アイテムの神棚ですが、現在では住宅事情により、簡単にご家庭で神棚を飾るスペースを作ることは難しい場合は、ミニ盆栽を御神木として育ててみましょう。
御神木の代わりのミニ盆栽
ミニ盆栽は小さくても立派な樹木です。小さいミニ盆栽も日本古来からの信仰の八百万の神の考えからいけば神様が宿っています。大切に育てていれば自然のパワーを発する御神木になり得ます。嬉しいことにミニ盆栽は鉢が小さいためコンバクトサイズでも巨木の雰囲気が出ます。
ミニ盆栽でも、パワースポットの御神木の力をご家庭でも味わえます。
御神木としてミニ盆栽を育てて、家の安全を見守ってもらう縁起物として、家に1つミニ盆栽飾ってみはいかがでしょうか？
