身近に春夏秋冬を感じるミニ盆栽
厳しい寒さの冬が終わり、春の訪れを知らせる芽吹き、眩しい生命力を見せる新緑、色気を醸し出す紅葉、自然の厳しさをむき出しにする裸木…………と四季の移り変わりの自然美を見せてくれる身近な自然のミニ盆栽。
ミニ盆栽は季節毎に違う姿を見せてくれる自然美は春夏秋冬の四季を身近に感じさせてくれる、人生を豊かにしてくれる、日々の生活を魅力的にしてくれるアイテムです。
身近に緑を置いて季節を感じる
盆栽を楽しむには日当たりの良い、広い庭にしっかりとした園芸台を作り、本格的に育てるのが一般的でした。しかし、最近の住宅事情では園芸台どころか、小さな庭を確保することも容易ではありません。住宅の高層化や洋風化で盆栽に変わって家庭の園芸の主流になったのが観葉植物です。
室内で気軽に緑が味わえて、比較的管理が手軽に行えることから多くの方が趣味やインテリアとして楽しんでいます。しかし、管理は楽ですが、大型から中型の観葉植物は大きく重く、移動が大変なので日光不足になりがちで、次第に元気がなくなり枯らしてしまうことも多いようです。
丈夫で長持ち、そして優美な盆栽
その中で最近、日当たりの良い窓辺やベランダでも十分元気に育てることができるミニ盆栽が人気になっています。
ミニ盆栽の良いところは、片手で持ち運びができるため、日中は日光の当たる庭やベランダにすぐ移動できるため、日光から獲る栄養素を作りだすことができ樹木がいつまでも元気で入られます。1年や数年で寿命が終わってしまう草ではなく、樹木なので20年、30年以上、樹木によって、お手入れを怠らなければ江戸時代から現在まで続くほど長い寿命があり、現在からなら、百年、二百年先まで命が続く可能性があります。そして樹木なので草に比べてはるかに丈夫です。
また何より、寒くなると枯れてしまう1年草と違い、優美な四季の移り変わりを見せてくれます。そんなことから、インテリアとして人気が出てきています。
昼間、十分に日光を浴びたミニ盆栽は、夜には窓際やキッチン、玄関、リビング、家の中の室内に移動して、どこでも楽しめるのがミニ盆栽です。普段の飾り方でカジュアルに、そしてお正月や特別な日にはいつもと違った飾り方でフオーマルにお祝いを飾りましょう。そのまま鉢をおいてもいいですが、ミニ盆栽の鉢の下に受け皿や台、敷物の布を合わせれば、和風にも洋風にもなりので、お部屋や飾る場所の雰囲気に合わせアクセントとしても大活躍します。
自分なりで楽しむミニ盆栽
ミニ盆栽は四季を楽しむインテリアのアクセントです。盆栽といっても従来の堅苦しい決まりにとらわれる必要はありません。盆栽を永く栽培しこだわっている人は樹形や細かいテクニックを吟味し優劣をつたがりますが、自分で楽しむならとらわれず自由にのびのびと楽しむべきです。
ミニ盆栽の美しさは多くの人が共通する自然の美もありますが、人それぞれのこだわるところ、楽しみ方が違い、美しさの受け取り方があります。ご自身のライフスタイルに合わせて盆栽を楽しみましょう。
昼間は日光の当たる場所に、夜は室内に移動してテーブルに1鉢ミニ盆栽を置いてみましょう。味気のなかった殺風景な部屋が一変します。机の上に1鉢ミニ盆栽を置いてみましょう。リラックス波が出て仕事や勉強の効率がよくなることでしょう。
日頃のちょっとしたお手入れを怠らなければ、何年、何十年も四季が身近になり緑や花や実の美しさを満喫できます。
ミニ盆栽はお手軽にはじめられる大自然を室内でも楽しめるインテリアなのです。