ミニ盆栽の樹木の内部の仕組み

ミニ盆栽の樹木の内部の仕組み

ミニ盆栽の体の仕組み

人間や動物の体には骨、血管、臓器と複雑な構造と仕組みを持っています。ミニ盆栽をはじめとする植物も生きていくための複雑な仕組みがあります。
仕組みは複雑ですが、器官としての構造は簡単で植物は環境に合わせ細分化して適合していくので特殊な進化で幹か根か判別が難しくなっている植物もありますが、葉と幹と根の基本的に3つの器官しかありません。

樹木の内部はどうなっているの?

樹木は根から幹、枝、葉までを貫く管状の通導組織でできています。パイプの集合体のような束状構造の維管束で根から吸収した水分や窒素、リン酸、カリウムなどの養分を葉に送り、葉で作られた糖分を枝、幹、根に送ります。

葉の働き

葉は根から送られた水分を使い光合成をするることで糖分を作り、樹皮の内側の師官を通して枝や幹、根に送られ木の維持活動のエネルギーになります。
気孔から水分を蒸散させ樹木の体温調節をします。

枝と幹の働き

葉が作った糖分を幹に貯蔵します。多くの葉を支えるために、樹皮と木部に挟まれた形成層で細胞を分裂し成長していきます。

根の働き

樹木を地下と固定し、樹木の全体をバランスをとり支えています。幹と枝が広がり、太くなると同時に根も形成層を大きくして成長します。
土壌の水分を吸収して幹と葉に送り、上部から送られてきた糖分を生命維持として活用し、余分に送られてきたエネルギーを貯蔵もします。
水を吸い上げる速度は大木でも1時間に数十センチ程度です。

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