ミニ盆栽のお化粧-化粧砂

ミニ盆栽のお化粧-化粧砂

ミニ盆栽もお化粧すると美人になります

化粧砂とは盆栽鉢の土の表面に、敷き詰める砂の事です。赤玉の土は小粒を使用しても玉の大きさが気になる場合があります。そういう時は綺麗な細かい砂で化粧をするように表土を覆い隠します。

化粧砂を使用することで、細かい化粧砂によりミニ盆栽の大木の雰囲気が出ることと、明るい雰囲気や、落ち着いた雰囲気を出せる役割もあります。
さらに、色の対比でコケを華やかに見せたり、緑の葉や、花、実を目立たせる、まさにお化粧をするような表現ができます。

化粧砂でお化粧することにより、樹木との相性をあげることも、もちろんのこと鉢との相性もあげることもできます。鉢の色によって化粧砂の色を選択すれば、派手すぎる鉢の色でも盆栽と調和しますし、素朴すぎる鉢にはPOPな雰囲気を出すこともできます。趣のある古を醸し出したり、都会的なモダンな情緒を表現できるのもお化粧できる化粧砂の素晴らしいところです。

ミニ盆栽に用いられる景色がよくなる主な化粧砂をご紹介します。

寒水石

純白に近い真っ白な砂です。石材名が寒水といいます。雪が積もったような雰囲気を表現します。

矢作砂(やはぎずな)

岐阜県矢作川流域で産出する砂です。花崗岩質のため、砂の色は白っぽく、全体として明るい茶色の砂です。

富士砂(ふじすな)

富士山周辺から産出される黒い火山性砂礫で漆黒の化粧砂です。多孔質で、保水性に富んでいます。

鞍馬砂(くらまずな)

京都市北部の鞍馬産の川から産出される砂で、酸化鉄を含むため薄い黄茶色をしています。水に濡らすと濃い色に変化してします。

桐生砂(きりゅうずな)

群馬県の桐生地方付近の山から産出される茶色の砂で、保水性、排水性、通気性のバランスの取れた砂です。
全体としては茶色で中に、こげ茶の粒が混じっている砂です。

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