ミニ盆栽の開花と結実のコツ

ミニ盆栽の開花と結実のコツ

花を咲かせ、実をつけさせるポイント

花物のミニ盆栽も実物のミニ盆栽も季節の移り変わりの姿と彩が美しさを見せてくれます。その姿を楽しむためには上手に花を咲かせ、実をつけさせるポイントをあげていきます。

花芽をつけさせるポイント

花物のミニ盆栽は花かを楽しむ盆栽なので花が咲きますが、実物のミニ盆栽も実になる前はまず花を咲かせます。確実に花を咲かせるには、花を咲かせる前に花芽をつけさせることです。

木に養分を蓄えさせる

植物は種子を作り子孫を残すための前段階として実をつけますが、その前の前段階が花の開花です。元気に育っている木は沢山の子孫を残すために沢山の種子を作ります。元気に育てることが花芽をつけさせるポイントになリマス。そのためには葉をたくさん出させ、太陽光を沢山浴びさせ養分をたっぷりと蓄えさせてください。

新梢は切らないで伸ばしておく

花芽のつけ方は樹種によって違いますが、多くは春に伸びた新梢に花芽が形成されます。花芽はその年に開花する樹種と翌年に開花する樹種がありますが、花芽ができる前に枝を切ってしまうと花芽ができずも花を咲かせることができません。新梢は切らないで伸ばしておくことが花を咲かせるポイントです。

実をつけさせるポイント

植物が実をつけるためには花が咲いている時期に受粉することが必要です。受粉することで結実します。そのためには

開花時に花にお水をかけない

お水をあげるときに花にかかると花粉が流れ落ちてしまい、受粉できなくなります。

水切れをさせない

花から実になるまで、水を切らせて乾燥させると花が落ちてしまい、受粉できなくなります。

雄しべと雌しべが1つの花に付いている花もあれば、雌雄異花(しゆういか)といって1本の木に2種類の花が咲く木、雌雄異株(しゆういしゅ)といって雌花しか咲かない雌木、雄花しか咲かない雄木と1ほんの木で性別がある種類があります。
雌雄異株は雄木だけを育てていても花は咲きますが、結実することはありません。雄木の近くに雌木を置かなければ結実しない種類がります。また、交配は同種の木を置いておけば受粉する木や綿棒なとで花粉を雌しべにつけ受粉させる木もありますので、木の特性を調べておきましょう。

ミニ盆栽の育て方カテゴリの最新記事