アカマツ(赤松)

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赤松(アカマツ)

松科/常緑高木

赤松の特長

北海道と高冷地をのぞいて全国各地の山間にみられる松。海抜100m以上に多く最高は2200mまで自生します。
名前に由来するように幹肌が赤くなります。柔らかく細長い葉と細い幹で全体に柔らかい雰囲気が魅力です。黒松を男松と呼ばれるのに対して、繊細な優美さから女松と呼ばれます。
幹肌が赤くなるのは成長してからですが、盆栽ではそう簡単には赤くなることはありません。
白い芽が出る黒松に大して赤松は赤い芽ができます。
聖なる木として親しまれてきたため、神社やお寺の参道では海岸沿いでは黒松、内陸では赤松と黒松の混合種の合黒松と赤松が多く植栽されました。街道沿いでも多く用いられ、東海道、中山道、日光街道では現在でも松並木が多く残っています。
マツタケはアカマツの林に生えます。

日常管理

水やり
主に海岸沿いに自生する黒松に対し、山間部に自生する無松なので乾燥には強い方です。やや乾き気味に水やりをします。鉢の土がしっかり乾いたら水をあげるようにします。
乾燥の激しい夏は、乾かしすぎに注意が必要です。

施肥
赤松は葉が長いので、肥料を多く与えると葉が伸び過ぎてバランスが悪くなります。春は少量にし秋に充分に肥料を与えてください。

植え替えと用土
1年おきか毎年、3月下旬から4月上旬に基本用土で植え替えます。

作業
芽摘み
4月頃に芽の強弱をみて、生長の弱い芽は先端を軽く摘み、強い芽は多く摘んで勢いを抑えます。

芽かき
8月頃に1カ所から沢山の2番芽がでたら、2芽を残しピンセットで芽をとります。

剪定
休眠期に間延びした枝は、葉を残さないと枝が枯れるため3〜4葉をつけて枝を切ります。手前に芽を出させ、短い枝を作っていきます。

針金かけ
10月下旬になったら、針金をかけて枝や幹を曲付けします。

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