ゴヨウマツ
五葉松 マツ科/マツ属/常緑針葉高木
木の特徴
日本各地に自生していて、短い針のような葉が5本ずつでることから五葉松と呼ばれます。
「御用を待つ」というところから、仕事が舞い込むとされ、縁起が良い木として特に商売する人に人気があります。
黒松や赤松に比べ葉が短く、こぶりなところから姫小松とも呼ばれます。暑さや寒さに強く、生長がゆっくりで丈夫なところと、柔らかい幹は、様々な樹形に作ることができ盆栽の代表として広く人気のある樹木です。
水やり
ゴヨウマツとアカマツは松類の中でも特に乾かし気味に管理し、用土も水はけを良くします。
施肥
梅雨時と真夏を除く春から秋の成長期に窒素分主体の玉肥を与えます
植え替えと用土
3月の終わりから4月のはじめに赤玉土(小粒)を基本として、水はけの良い用土で植え替えます。若い頃は1年1回、古木は3年に1回の頻度で植え替えます。水はけを良くするために砂の割合を増やします。
季節の管理
夏の暑さと冬の寒さには強いほうです。大きな剪定をしたもは寒さ対策をします。
暑さには強いですが、夏場に西日に長時間当たると樹勢が弱る事があります。樹勢が弱ると秋に落葉して枯れることがあるので、夏場の西日には注意します。
作業のコツ
芽摘み
ゴヨウマツには長い芽と丸型の短い芽の2種類の芽があります。勢いが強く長く伸びる芽は、芽摘みをしないと樹形を崩すため4月下旬に強く伸びた強い芽を半分から2/3ほど摘み取ります。指で捻りながらつまみます。。反対に丸型の短い芽は力が弱く、芽摘みをしなくてもあまり伸びることはありません。
剪定
成長期に幹や枝を傷つけるとヤニがでて汚くなります。休眠期か植え替え時に剪定します。