ミニ盆栽の鉢選び

ミニ盆栽の鉢選び

ミニ盆栽の鉢

盆栽の鉢のことを盆器とも言いい、盆栽にとって鉢は脇役と思いがちですが、主役といってもいいほど大切な要素になります。
植物と盆器の調和で、植物と盆器の両方が素敵になります。樹木や草の形状や色彩に合わせて鉢選ぶことを「鉢合わせ」、樹木と鉢のバランスのことを「鉢映り」と言います。お気に入り鉢を見つけたら鉢に合わせて植物を選ぶ楽しみ方もあります。

盆栽の盆器は大きさ、形、色、質感、材質と様々な種類があり、育てている盆栽にどれを合わせるか迷います。ミニ盆栽の場合は、樹木が小さいで鉢も小さめの鉢になりますが、好みの鉢やスタイルに合わせたものを選びましょう。

値段に糸目をつけければ高価な盆器は探せば探すほど世には溢れています。必ずしも高価な盆器が良いというわけではありません。樹木と調和が取れていれば、部分的に欠けていても、一度割れた盆器をアロンアルファーで付けた継ぎ接ぎだらけでも、風情があり素敵な盆栽になります。
ご自身で盆器を焼くという楽しみもありますし、植物に合いそうな食器に穴を開けて盆器にしてミニ盆栽をたのしめます。

盆器を選ぶ際に注意が必要なのは、ミニ盆栽を元気に育てていくためには注意することがあります。
まず、購入する際には鉢の底に穴が空いているものを選んでください。ご指針で作る時には鉢の底に穴を空けてください。水が穴から抜けて鉢内の空気の入れ替えができることと、根腐れを起こさないために穴は必要です。
抜けても鉢の下に水が溜まらないように、高台になっていたり、脚がついているものがおすすめです。脚がない場合は鉢の穴が外側から開けられていると鉢底穴周辺が内側に盛り上がるため鉢底に水がたまりやすくなりますので、購入の際にはよく確認してください。
釉薬が塗ってある鉢の場合は、釉薬が内側の下の奥まで塗ってある鉢は通気性が悪くなりますのでこちらも、購入の際にはよく確認してください。

ミニ盆栽には大きな鉢ではバランスが悪くなってしまいますが、小さすぎても用土がすぐ乾き、枯れてしまう原因になりますので、大きすぎず、小さすぎずの始めはコーヒーマグカップ程度の大きさの鉢から初めてください。

色々と育てていくうちに、好みがでてきますので色々な鉢にチャレンジしてみてください。

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