ミニ盆栽を育てるのにあると便利な道具

ミニ盆栽を育てるのにあると便利な道具

まずは道具から?

ゴルフでもスノボでもまず形からということで道具を揃えてしまってからスタートした方が追い込めるので上達するというように、まず、道具から揃えるという方も良い始め方ですが、ミニ盆栽は自分追い込む必要はないので、お金をかけず必要になったら購入するという方法でも十分です。
ミニ盆栽という趣味は仲間内の付き合いでも、接待のおもてなしでもなく、自分一人で育てて、鑑賞して楽しむ趣味です。道具に高額な投資をして仲間やお客様のレベルに合わせて練習に勤しみ切磋琢磨することはありません。自分ペースで楽しむことが一番です。
用途により色々な道具がありますが、全部揃えなくてはいけないというわけではありません。
最近ははじめての人でも安心とネットで一式のセットを用意している盆栽のサイトがありますが、購入してもどれに何を使うのか、使い方がわからないものが届くと思われます。

作業の必要に応じてちょっとずつ

ご年配の男性が多くやる趣味なので、道具を選ぼうとすると金に糸目をつけない方も数多くいるため、ハサミで4万円とお目目が飛び出るほどの金額のする道具もあります。専用の設計ですので使いやすさは絶品です。しかしブランドというものを気にしなければ100円ショップやホームセンターでほとんどの道具が揃います。個人のクセやコツの習得により、高価な物が使いやすくて良い物とは限りません。

盆栽を育てるスペースや盆栽の数が多くなった方はそれなりの道具があると植え替えや日頃のお手入れが便利になり作業効率が上がります。一気にに道具を揃えると負担がありますので、作業の必要に応じて徐々に揃えていきましょう。

道具をいたわる

何より道具にとって大切なのはお手入れです。サッカーも野球も同じです。金属の道具を差のまま雨ざらしにしておけば錆びてしまいます。プラスチックなら太陽にやられ劣化してしまいます。
どんな高価なハサミもお手入れをしなければ切れ味のない刃になり金属の塊になってしまいます。百均で購入してハサミでもお手入れをすれば末長く使えます。盆栽を切るハサミは枝を着れば必ず樹液がつきます。
毎回、綺麗に拭き取り、定期的に市販の刃物クリーナーやオレンジ主成分洗剤、アルカリ性の製剤で洗浄し、最後には油を注せばいつでも新品の切れ味のハサミになります。いよいよ切れ味が悪くなってきたら研いでください。使い心地は長く使った道具ならではの物です。
道具はよくお手入れすることが、次から次とどんどん道具を買わない賢い方法です。

あると便利なミニ盆栽道具一覧

ミニ盆栽 剪定ハサミ

●盆栽バサミ
根を切ったり、枝、葉を切る兼用のハサミです。ミニ盆栽で用いるので、小さめのハサミが使いやすく重宝します。中ぐらいと小さめのハサミが2つあると日頃のお手入れに便利です。

●ピンセット
用土の上の枯葉をとったり、苔を貼ったり、剪定の際に小さい芽を積む前準備の作業にと細かい作業に必要になります。

ミニ盆栽水やり

●ジョウロ
先端はボタボッと水が流れるものではなく、細かい水流がでるジョウロが最適です。

●シャベル
植え替え時の用土の移動に使用します。ミニ盆栽で用いるので、用土はそれなりにたくさん掬えて、小さめか先が細めのものが便利です。

●ふるい
植え替え時に用土大きさを揃えるものに使用します。
ミニ盆栽の場合は1㎜のふるいがおすすめです。何種類か用意があると便利です。

●鉢底ネット
植え替え時に鉢の穴から、用土がこぼれるらを防ぐために使います。虫が入るのを防ぐ役目もあります。1枚のシートタイプを底穴に合わせてカットして使用します。

●針金
枝を矯正するために使用します。
ミニ盆栽の幹や枝の形を整える針金は曲げやすい、園芸用のアルミ線を使用します。針金の太さは枝の太さの1/2から1/3程度を使用します。まずは2㎜、1㎜を用意して、必要に応じて追加してください。

●霧吹き
葉水に使用したり、害中対策の殺虫剤噴霧に使用します。長めのノズルがついたものが使いやすく便利です。苔に水をあげる時にも使用します。

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