カエデ(楓)

カエデ(楓)

カエデ

楓科 落葉中高木
鑑賞期/10月〜11月紅葉

木の特徴
カエデ科カエデ属のうち盆栽では、切れ込みが3裂で葉が5枚の浅いものをカエデ、切れ込みが5裂以上、7枚以上で深いものをモミジといいます。
語源はカエルの手のように裂けている様子からカエデとなった説があります。
カエデの代表種としては人気の高いトウカエデとその変種のひとつミヤサマカエデがあります。紅葉の美しさが最大の特徴です。カエデのことを通天というのは、カエデの名所、東福寺の通天橋が有名なところからくる呼び方です。
スピッツが奏でる「楓」は名曲です。

日常管理
水やり
いったん水切れしてしまった葉はきれいに紅葉しません。根の成長が旺盛なので水切れに注意してください。根が張っている場合は鉢からいったん水が引いてから、再びたっぷりと水を与えしみ込ませてください。

施肥
芽摘み、葉刈りのとは新芽が伸びてから、必要に応じて月に1回水やりの代わりに液肥で窒素分を補います。

植え替えと用土
毎年3月に基本用土で植え替えます。太い根と長い根を切って、細かい根を出させることで、細かい枝ぶりの樹形になります。

管理
暑さにも寒さに強い方です。日当りのよい場所に置いて育ててください。注意したいのは西日の強いところは葉焼けして紅葉が汚くなってしまうため遮光します。鉢が小さいものや降雪地帯ではビニールシートで覆う等、寒さ対策をしてください。

作業のコツ
芽摘み
4月に入ったら3節伸びたところで1節を残してピンセットを使用し摘み取ります。何もしないと外側の大きな葉と内側の小さな葉がまばらになります。芽摘みはバランスよく生長させるためにかかせません。カエデは芽摘みを秋にも行ってください。

葉刈り
6月にちゃんと芽摘みをした木は、大きさの揃った葉になります。しかし、内側の葉が風通しが悪くなり、日当りが悪くなり内部の葉が弱まります。
せっかく揃った葉ですが、いったんすべての葉を刈り取ってしまいす。弱い葉を残し葉を刈りっていきます。そうするこで内部にも日光がが入り2番芽がいっせいに開きます。この葉を紅葉させます。
芽摘みと葉刈りは1年で2年分の枝が伸ばせる長所がありますが、その分木にダメージを受けています。作業後は明るい日陰に移し、水やりも控えめにしてください。

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