ハゼノキ(黄櫨の木)

ハゼノキ(黄櫨の木)

ハゼノキ
黄櫨 ウルシ科/落葉高木

木の特徴
関東より西にみられる木で、実からろうそくの原料となる木蝋が抽出できます。和ろうそくのロウを採るために栽培され、琉球から伝わり拡がりました。
黄緑色の小さな花が5〜6月頃に咲きます。鑑賞の見頃は見事に真っ赤になる紅葉です。
ウルシ科の木は枝を切った際に出る樹液でかぶれる人が多いので、注意しながら作業を行うか手袋をしましょう。

施肥
肥料を多くすると紅葉が遅くなり、きれいに赤くならないため、抑えめにします。枝の少ない樹木なの窒素分が多いと間延びした樹形になってしまいます。生長が良くない時だけ窒素分を抑えた玉肥を少量与える程度にします。

植え替えと用土
根が少ないのでダメージを与えないため、気温が落ち着いた3月の下旬頃に1〜2年に1度、基本用土で植え替えます。複数を植える寄せ植えの場合は株数が多い分、根もいっぱいになりますので毎年植え替えます。

季節の管理
夏は西日に当たり過ぎると、きれいに紅葉しなくなりますので注意し、夏は水切れで葉を痛めにないように注意します。小さな鉢は冬対策をします。

剪定
枝がてきなくい木なので、剪定で曲をつけたりはできません。文人木のような仕立てになります。不要枝を切る時は生長が盛んな梅雨時に行います。

雑木盆栽カテゴリの最新記事