2018年6月

  • 2018.06.29

ウメモドキ(梅擬)

ウメモドキ 梅擬 モチノキ科/落葉低木 木の特徴 本州から九州に分布し、可愛らしい実つきの良い木です。葉の脇に淡い小さな花をつけます。雌雄異株で雄木と雌木の両方を近くに置かないと受粉せず、実がつきません。古くなるほど枝打ちも細かくなります。9月から年明けまでの長い期間、色の変化を楽しめる実は、赤身のほか黄実、白実の品種もあります。雌木だけで結実するダイナゴン、矮小種のコショウウメモドキも人気があり […]

  • 2018.06.28

ハゼノキ(黄櫨の木)

ハゼノキ黄櫨 ウルシ科/落葉高木 木の特徴関東より西にみられる木で、実からろうそくの原料となる木蝋が抽出できます。和ろうそくのロウを採るために栽培され、琉球から伝わり拡がりました。黄緑色の小さな花が5〜6月頃に咲きます。鑑賞の見頃は見事に真っ赤になる紅葉です。ウルシ科の木は枝を切った際に出る樹液でかぶれる人が多いので、注意しながら作業を行うか手袋をしましょう。 施肥肥料を多くすると紅葉が遅くなり、 […]

  • 2018.06.27

ケヤキ(欅)

ケヤキ 欅 ニレ科/落葉高木 木の特徴 街路樹としてよく植えられ、全国各所にケヤキ通りがあり、親しまれている樹木です。 木目が美しく、堅いので、家具・建具等に使われます。日本家屋の建築用材として古くから使用され、神社仏閣などにも用いられていました。 ほうき立ちの樹形が代表的です。枝のない樹の形がほうきを天地を逆にした形をほうき立ちと呼びます。ケヤキの盆栽のほうき立は枝が細かいほど美しいほうき立ちに […]

  • 2018.06.26

カエデ(楓)

カエデ 楓科 落葉中高木 鑑賞期/10月〜11月紅葉 木の特徴 カエデ科カエデ属のうち盆栽では、切れ込みが3裂で葉が5枚の浅いものをカエデ、切れ込みが5裂以上、7枚以上で深いものをモミジといいます。 語源はカエルの手のように裂けている様子からカエデとなった説があります。 カエデの代表種としては人気の高いトウカエデとその変種のひとつミヤサマカエデがあります。紅葉の美しさが最大の特徴です。カエデのこと […]

  • 2018.06.25

モミジ(紅葉)

モミジ 紅葉 カエデ科/落葉高木 木の特徴 盆栽ではカエデ科のカエデ属で深い切れ込み5裂以上、葉が7枚以上をモミジ、ほかをカエデとしています。 秋の紅葉が見事なところから紅葉とかいてモミジと読ます。古木になると縦縞の白い幹が味わいを見せるようになります。昔から松柏類と同様に日本人に親しまれてきた樹で、春の芽吹き、夏の力強い緑、秋の見事な紅葉から寒樹と1年を通して四季折々の姿を楽しむことができるとこ […]

  • 2018.06.24

オウバイ(黄梅・迎春花)

オウバイ(黄梅・迎春花) 原産/中国 花の鑑賞時期/3〜4月 まだ肌寒い、早春に鮮やかな黄色の花が咲きます。どの花よりも早く春の訪れとともに黄色い花が咲くので迎春花とも呼ばれています。黄梅と書きますが梅とは全く異なり、木犀科でモクセイの仲間です。 地面についた枝からは根が発根し新たな株ができるほどの性質のため挿し木でも比較的簡単に増やすことができますが、幹が太くなりにくい木で大型よりも小型の小鉢で […]

  • 2018.06.23

クロマツ(黒松)

マツの分布と特徴 マツは北半球の寒帯から熱帯にかけて約100種類が分布し、稀に低木がありますが、ほぼ常緑高木で葉数により二葉類、三葉類、五葉類に分類できます。日本でのマツは海岸から内陸まで広く分布し、古くから御神木として神聖な木として扱われてきました。イチョウと同じく原始的な裸子植物。葉は針形で通常2年から数年枝に留まります。マツの芽は冬に入る頃、休眠芽となり春に活動を再開し新梢になります。樹勢が […]

  • 2018.06.22

アカマツ(赤松)

赤松(アカマツ) 松科/常緑高木 赤松の特長 北海道と高冷地をのぞいて全国各地の山間にみられる松。海抜100m以上に多く最高は2200mまで自生します。名前に由来するように幹肌が赤くなります。柔らかく細長い葉と細い幹で全体に柔らかい雰囲気が魅力です。黒松を男松と呼ばれるのに対して、繊細な優美さから女松と呼ばれます。幹肌が赤くなるのは成長してからですが、盆栽ではそう簡単には赤くなることはありません。 […]

  • 2018.06.21

ちょうじゅばい(長寿梅)

バラ科/落葉低木 原産/日本 開花時期/4月・9月 盆栽で人気のボケし、品種別に独立して呼ばれることが多く、長寿梅もクサボケの一種として定番の盆栽ですボケよりも幹の太りは遅いものの、細かい枝がでるので繊細なな雰囲気にできる木です。一年のうち季節を限らず、何回でも花が咲く四季咲き性が強く、赤花が一般的ですが、葉がやや大きい白花種もあります。 日常管理 乾燥に弱いので乾燥している時期は水を多めにしてく […]

  • 2018.06.20

ミニ盆栽の冬越しと夏越し

暑さ寒さの厳しい時だけちょっといたわりましよう 樹木は一度根を張ると自然の中では移動できません。生えた場所の条件と環境に適応して生存競争に勝ち抜き、自らのテリトリーを確保していきます。 自然界では、夏の乾燥対策として根を広い範囲に広げることで効率的に水分を吸収し、冬には糖分や脂肪を木に養分として蓄え氷点下になっても樹木を凍らせることなく厳寒の冬を超えています。 それを考えると自然の樹木も厳しい環境 […]

  • 2018.06.19

ミニ盆栽鉢の美しい鉢映り

樹木と鉢の相性を楽しむ 盆栽で木と鉢のバランスをとることを「鉢映り」といいます。鉢映りのよさがよい盆栽の条件の1つとされています。年代物だったり、有名な作家の作品の高価なもだけがよい鉢で、それ意外は樹木に合わないということはありません。お手頃価格の鉢でも樹木と鉢のバランスがぴったり合えば、素晴らしい盆栽になります。陶芸が趣味の方はご自身で盆栽鉢を作ってもいいでしょう。樹木に合う鉢を探すのも一つの愉 […]

ミニ盆栽を育てるのにあると便利な道具

まずは道具から? ゴルフでもスノボでもまず形からということで道具を揃えてしまってからスタートした方が追い込めるので上達するというように、まず、道具から揃えるという方も良い始め方ですが、ミニ盆栽は自分追い込む必要はないので、お金をかけず必要になったら購入するという方法でも十分です。 ミニ盆栽という趣味は仲間内の付き合いでも、接待のおもてなしでもなく、自分一人で育てて、鑑賞して楽しむ趣味です。道具に高 […]

  • 2018.06.17

ミニ盆栽をすくすく育てるための肥料

必要以上に肥料を与えることはよくありません 植物は水と太陽から栄養を得ています。水分が補給され、しっかり陽の光を浴びていれば、盆栽は肥料を与えなくてもまず枯れることはありません。しかし、小さな鉢で用土の量を制限され少なく、水やりの回数も多いため養分が流れやすいので肥料を与えて栄養をつけてあげることで栄養素の補給になり、確実に花が咲き、実も付けることになります。 盆栽で使う市販の用土には、栄養分はほ […]

  • 2018.06.16

ミニ盆栽の基本的な育て方-はじめてのミニ盆栽

ミニ盆栽に必要なのは水と光です ミニ盆栽の生長に不可欠なものは、水と太陽です。樹木は根が地中を張り巡り水分を吸収し、養分を地上部に送ります。地上部では太陽の光での光合成で葉緑素の働きで幹、枝、根と植物の体全体を成長、形成させていきます。ミニ盆栽は水と太陽が十分にあれば、元気に丈夫に育ってくれます。その水やりの水と光合成のための太陽の光を浴びる管理場所などをご説明します。 盆栽をすくすく育てるための […]

  • 2018.06.11

ミニ盆栽の肥料を与える時期

ミニ盆栽の肥料は量とタイミングが重要です 盆栽は樹木種類によって、肥料を与える時期が異なります。常緑樹や落葉樹、花もの盆栽や実もの盆栽で時期が異なります。それぞれの種類に適した肥料を与えないといけません、一度に多くの量の肥料を与えると徒長枝や葉が大きくなりすぎ、樹形が大きくバランスが悪くなります、そして、多すぎる肥料は木が弱る場合もあり逆効果です。小さい鉢は土の量、根の量が少ないため土の肥料濃度が […]

  • 2018.06.11

丈夫なミニ盆栽は土づくりから

樹木の用土について 植物は太陽の光と水で命を繋ぎ止めます。盆栽も同じです。樹木は見えている幹や枝の地上部とバランスをとって地上部と同じ分だけ、地中に見えていない地下部の根も発育させます。水は用土の中に張り巡らせた根から吸収します。そして用土に根を張り土台となった骨格で地上部に幹と枝と葉をだし、太陽の光を吸収し養分を作り出します。動物なら住み心地の良い場所を探して移動できますが、動けない植物は土がよ […]

ミニ盆栽素材の購入時にしっかり抑えたい選ぶポイント

ミニ盆栽素材の購入する時の注意点 公園に育っている植物は公園を管轄している市や県の所有物になります。私有地に育っている植物も所有者の個人のものになります。勝手に採取しては犯罪となってしまいます。どうしても採取する場合は深夜にこっそりやりましょうとは言えません。盆栽にする植物は園芸店で購入するのが得策です。 園芸店や盆栽園でミニ盆栽の素材が販売されています。素材なのに数万円近くするものもありますが、 […]

ミニ盆栽の樹形いろいろ、アートな景色を作れる樹の姿

大自然で育つ樹木がお手本の形 ミニ盆栽という小さい樹木でも、美しいとかアートな雰囲気があると感じたことはないでしょうか?同じ樹木で同じ年月がたったミニ盆栽でも、ただ緑があるミニ盆栽と感じるか?心が踊るような景色を作れる樹の姿を見せてくれると感じるミニ盆栽か?の違いはどこから来るのでしょう。美しいと感じさせるミニ盆栽の樹形にはある法則がいくつかあります。多くの美しいミニ盆栽は基本樹形に則っています。 […]

ミニ盆栽の好みの種類は?ミニ盆栽にも種類があります

盆栽の種類 盆栽には植物の違いや、樹木のカテゴリー別に分けると色々な種類があります。分類は厳密なものではありません。以前は学術別に区別して松柏の裸子植物と雑木の被子植物に分けて、松柏盆栽と雑木盆栽の2種類に分けていました。現在では、本サイトでも一般書の盆栽の栽培ガイドでも説明しやすくするために、もう少し細分化して種類分けをしています。 1.花もの盆栽 花の可憐な美しさを楽しむ花の鑑賞を目的にします […]

ミニ盆栽入門-気軽に始める癒しのくつろぎアート

ミニ盆栽は手のひらサイズでお手軽サイズ リビングにキッチンにと身の回りに四季の移ろいを魅せてくれる植物の緑のある生活は、生活に落ち着きと安らぎ、そして、活力を生み出すします。ガーデニングもいいですが、毛がサラサラと揺れるの白い大型犬が飼えるほどの大きな庭がないと難しいですし、観葉植物だと2対2のフットサルができるほどの広いリビングでないと部屋の中が狭くなって窮屈な見た目の住空間になってしまいます […]